Regional Fish Online

2026/04/10 13:51

 

未来の鯛、誕生。

 「22世紀鯛」は、京都大学発の品種改良加速技術(ゲノム編集技術)と近畿大学の完全養殖技術による最先端の品種改良で誕生した、新しい魚です。
 「22世紀鯛」は従来の真鯛に比べ、筋肉量が多く、食べられる部分(可食部)が1.2〜1.6倍にまで増加しました。これにより、これまで課題だった廃棄部位を減らし、フードロスの削減に貢献します。また、少ない飼料で効率よく成長するため、養殖に必要なコストや環境への負荷を抑えることができ、持続可能な養殖の実現につながります。

  肉厚な「22世紀鯛」の身は、熱を通すとふっくらふわふわ、やわらかい食感になり、しっかり加熱しても身が固くなりにくいことがおいしさの理由です。
 地球にやさしい、次世代のおいしさをぜひご賞味ください

品種改良加速技術(ゲノム編集技術)を使った最先端の品種改良

 品種改良とは、生物が持つ「設計図」であるゲノム(遺伝情報)を変化させて、有用な品種を作ることです。人間は長い歴史をかけて、自然界で起こる突然変異でゲノムが変化したものを選抜し、交配を繰り返すことで品種改良を進めてきました。これにより例えば、野生のケールからブロッコリーやキャベツ、イノシシから豚を作り出すことに成功しています。

 品種改良加速技術は、ゲノム(遺伝情報)をねらって変化させることで、自然界で起こる突然変異を再現できる技術です。今まで30年以上かかっていた魚の品種改良を、わずか2〜3年に短縮することができるため、環境に適応した魚を誕生させるなど、未来の水産業をつくる技術として高く期待されています。

安全安心な鯛

 品種改良加速技術を使った品種改良は、遺伝子組換えとは異なり、自然界でも起こりうる変化を利用しています。厚生労働省(現在は消費者庁へ移管)への届出により、食品としての安全性は従来の食品と同等であることが確認されています。
 また、「22世紀鯛」は魚にとって快適な飼育環境になるように、環境や餌などがコントロールされた陸上養殖施設にて、アニマルウェルフェアに配慮して養殖しています。
 安心してお召し上がりください。