2024/09/13 19:17

未来のひらめ、誕生。
「22世紀ひらめ」は、餌が少なくても元気に早く育つように、京都大学発のゲノム編集技術による最先端の品種改良で誕生した、新しい魚です。
「22世紀ひらめ」は従来のヒラメに比べ、少ない飼料で効率よく、しかも早く成長します。
同じ体重を増やすために必要な飼料が少なくてすみ、また成長が早いことで、養殖に必要なエネルギーも少なくなります。これにより、環境への負荷を軽くし、持続可能な養殖の実現につながります。
地球にやさしい、元気なひらめの身は、もっちり、やわらか。次世代のおいしさをぜひご賞味ください。
ゲノム編集技術を使った最先端の品種改良
品種改良とは、生物が持つ「設計図」であるゲノム(遺伝情報)を変化させて、有用な品種を作ることです。人間は1万年以上をかけて、自然界で起こる突然変異でゲノムが変化したものを選抜して、交配を繰り返すことで、品種改良を進めてきました。これにより例えば、野生のケールからブロッコリーやキャベツ、イノシシから豚を作り出すことに成功しています。
ゲノム編集技術は、ゲノム(遺伝情報)をねらって変化させることで、自然界で起こる突然変異を再現できる技術です。今まで30年以上かかっていた魚の品種改良を、2~3年に短縮することができるため、環境に対応した魚を誕生させるなど、未来の水産業をつくる技術として期待されています。
安全安心なひらめ
ゲノム編集技術を使った品種改良は、遺伝子組換えとは異なり、自然界でも起こりうる変化を利用しています。厚生労働省(現在は消費者庁へ移管)への届出により、食品としての安全性は従来の食品と同等であることが確認されています。
また、「22世紀ひらめ」は魚にとって快適な飼育環境になるように、環境や餌などがコントロールされた陸上養殖施設にて、アニマルウェルフェアに配慮して養殖しています。
安心してお召し上がりください。
